厚生労働省は26日、医薬品医療機器総合機構(PMDA)が医薬品による副作用が疑われる症例情報を患者からウェブサイト等で収集する「患者からの医薬品副作用報告」の受付を本格的に開始したと発表した。2012年から試行的に実施していたが、その結果を踏まえ、安全対策に活用することが有用と判断。国内で製造販売されている医療用医薬品や一般用医薬品を対象に、副作用疑いの症状を引き起こしたと思われる医薬品、症状などの情報を患者、家族が報告する。集めた情報は、個人情報を除きデータベースに入力され、添付文書改訂などの安全対策に生かされる。
同制度は、患者からの副作用に関する情報を安全対策などに活用することを目的に、12年3月から試行的に受付を開始。17年度末までに、頭痛、倦怠感、浮動性めまいなど計717件の副作用が報告されている。
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