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【イーピービズ】障害者雇用で農業事業‐雇用の受け皿目指す

2019年04月11日 (木)
社員4人が農作業に従事している

社員4人が農作業に従事している

 製薬企業向け受託大手のEPSホールディングス子会社「イーピービズ」は、昨年10月に障害者の雇用促進を目的とした特例子会社の認定を取得し、農業事業に着手した。埼玉県熊谷市で生産者や福祉団体の協力を受け、身体・知的に障害がある同社社員4人が業務に従事している。既に深谷市に農地を確保しており、今後は自社でもオリーブや深谷ネギなどの栽培に乗り出す。3年後には生産面積を5ヘクタールまで拡大し、そこで生産した野菜をEPSグループ内に開業するレストランで社員に提供したり、外部への販売を進め、農業事業として黒字化を計画する。ビジネスとしての成長ではなく、障害のある人の雇用の受け皿になり、長期継続が可能な事業基盤の構築を目指す。

 イーピービズは、EPSグループの社員数が約6600人に達する中、総務や経理、人事業務全般にわたるシェアードサービスを展開している。障害者雇用促進法に基づき、昨年10月に特例子会社を取得した。既に障害のある社員31人を採用しており、本社内で従業員向けのマッサージや侵襲度が低い鍼治療などの仕事に就いている。


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