バセドウ病診断試薬を発売 ロシュ・ダイアグノスティックス

2008年06月20日 (金)

 ロシュ・ダイアグノスティックスは16日、バセドウ病診断試薬「エクルーシス試薬TRAb」を新発売した。

 エクルーシス試薬TRAbは、バセドウ病の診断や病態把握に有用な自己抗体のTRAb(抗甲状腺刺激ホルモン受容体抗体)を簡便・迅速に測定できる試薬。第三世代のTRAb測定法として、抗甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体ヒトモノクローナル抗体を使用。より高感度なTRAb測定を可能にした。

 これまでTRAbの測定は、RIA法(放射性同位元素標識免疫測定法)、ELISA法(酵素免疫測定法)で行われていたが、測定に304時間を要するため、医療現場で求められている診療前検査には対応できなかった。

 新発売したエクルーシス試薬TRAbは、ECLIA法(電気化学発光免疫測定法)を採用したことで、27分でTRAbを全自動測定することが可能になった。さらに、放射能の影響を受ける標識TSHを用いないため、抗TSH自己抗体の影響を受けることがない。

 同社は、新たに甲状腺関連の測定項目にバセドウ病を加えたことで、甲状腺専門病院・大学病院・診療所における診療前検査の実現で用途の幅を広げたい考え。5年後に3億円の売上を目標にしている。

 税込み希望販売価格は、100テスト用13万円。



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術