田辺三菱製薬は11日、研究・生産・技術機能の強化を図るため、来年3月末に創薬研究を行う埼玉県の戸田事業所、2021年12月末に製剤化技術(CMC)の研究を行う大阪市の加島事業所の閉鎖を決定したと発表した。研究機能では自社研究拠点を縮小させ、5月から武田薬品のオープンイノベーション(OI)拠点である湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)に入居。新技術・治療、新疾患領域の開拓に向け、OIを活用した研究を本格展開する。生産・技術機能は国内2拠点に集約し、山口県の小野田事業所で新モダリティに対応したCMC研究を行う。
同社は、現在進行中の中期経営計画で、経営資源の配置を見直し、グローバルな経営体制の最適化・効率化を図っている。その一環として、創薬研究のOIを加速するため、一定期間、湘南アイパークを研究拠点として活用することを決めた。湘南アイパークに入居する製薬企業は3社目。
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