◆調剤の財源を医科へ移すよう求める日本医師会の攻勢が強まっている
◆先月29日の中央社会保険医療協議会総会では、日医委員が「日本は世界一薬剤師を養成しているにもかかわらず、病棟で薬剤師が不足している」と指摘。その要因として調剤チェーンとの給与差があるとし、病院薬剤師の待遇改善に向け「技術料をきちんと手当てすべき」と主張した
◆アルフレッサホールディングスの子会社「アポロメディカル」が運営する北海道の調剤薬局が資料を改ざんし、調剤報酬を不正に請求する事案が発生した。診療報酬改定の時期になると不思議にチェーン薬局による不正や不祥事が明るみに出るが、今回は医薬品医療機器等法(薬機法)改正の審議入りのタイミングも重なった。秋頃から本格化する改定論議では調剤報酬の切り崩しを狙った発言が勢いを増すのは必至だ
◆こうなると、ある団体の支援を受けた議員の働きかけで薬機法改正案から削除されたのではないかとされる「役員変更命令」は必要だったのではないかと思えてきてしまう。
調剤報酬切り崩しに勢い
2019年06月12日 (水)
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