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【18日付の承認新薬】国内初のRNA干渉薬登場‐世界初の個別化治療薬も

2019年06月24日 (月)

 厚生労働省が18日に承認した新医薬品では、アルナイラム・ジャパンの第1号製品で、国内初のRNA干渉治療薬「オンパットロ点滴静注」が登場した。また、世界初のNTRK融合遺伝子陽性固形癌で承認を取得した「ロズリートレクカプセル」は、癌種横断的に投与可能な個別化治療薬となっており、癌ゲノム医療が進展する中で注目の新薬になりそうだ。

オンパットロ点滴静注‐アルナイラム・ジャパン

 「オンパットロ点滴静注」(一般名:パチシランナトリウム)は、トランスサイレチン(TTR)型家族性アミロイドポリニューロパチーの適応症で承認を取得した国内初のRNA干渉(RNAi)治療薬。同社にとって国内第1号製品となる。

 同疾患の原因となるTTRのメッセンジャーRNAを標的にすることで、TTR蛋白質が作られる前にその産生を阻害するよう設計されている。TTRの蓄積が減少することで、同疾患の改善や進行を遅らせることができる。日本はポルトガル、スウェーデンに次ぐ同疾患の患者集積地となっている。


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