MSDは、β-ラクタマーゼ阻害剤配合抗生物質製剤「ザバクサ配合点滴静注」(一般名:タゾバクタムナトリウム/セフトロザン硫酸塩)を新発売した。膀胱炎、腎孟腎炎、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、肝膿瘍の適応で使用する。
同剤は、新規セフェム系薬「セフトロザン1.0g」にβ-ラクタマーゼ阻害剤「タゾバクタム0.5g」を配合した注射用抗菌薬。レンサ球菌属、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、緑膿菌に抗菌活性を有する広域抗菌薬。複雑性尿路感染症と腹腔内感染症に対する初期治療、標準治療の新たな選択肢の一つとなると見られる。