テルモ株式会社は13日、2026年3月期の第3四半期(2025年10月1日~12月31日)の決算を発表した。北米を中心とした米州でのインターベンショナルシステムズ(TIS)事業やグローバルブラッドソリューション(GBS)事業が引き続き好調で、累計の売上収益は8316億円となり過去最高を達成。また、営業利益・調整後営業利益・当期利益も第3四半期累計として過去最高益を記録した。
第3四半期の売上収益は8316億円(前年同期比8%増、為替影響を除くと9%増)で、四半期として、また第3四半期としても過去最高を記録した。営業利益は1449億円(同9%増、11%増)、調整後営業利益は1735億円(同9%増、12%増)、当期利益は1095億円(前年同期比11%増)とこちらも第3四半期として過去最高益を記録した。営業利益は、売上増による売上総利益(4457億円、前年同期比6%増)の増加が全体を牽引して好調な売り上げを記録した。「Q2(第2四半期)の途中から関税影響が発現し、Q3(第3四半期)においても関税の影響を想定通り受けているが、価格政策と適切な費用コントロールの継続でカバーし、業績予想を上回る進捗で着地した」と萩本仁CFO。Q3での主な話題としては1つに関税影響があり、その金額はマイナス42億円で、価格政策のプラス35億円と相殺するような形になった。また、買収で新たに獲得した事業の損益があり、レバークーゼン工場の損益はマイナス16億円、QrganOx(オルガノックス)の損益はプラス5億円だったという。
萩本CFOは決算発表のおわりに「3月まであと2ヶ月を切り今年度の着地が見えてきた。ここで改めてお伝えしたいことは、当社の既存事業をベースとしたビジネスは、ファンダメンタルズの強さを背景に、着実に来年度のGS26(2022年度からの5カ年成長戦略)達成に向けて進捗しているということ。我々はGS26の達成に向けて、収益性改善を図るべく、今取りうるアクションを先送りすることなく実行している。必要と考えている構造改革はやり切る。この中には、海外での人員削減も含まれており、来年度以降年間で30億円程度のコスト削減も見込んでいる。これらの費用はいずれも将来の更なる成長を見据えた戦略的な投資と位置付けている。当社では成長に向けた事業ポートフォリオの見直しや戦略的レビューを継続的に実施している。事業環境は常に変化しているが、こうした状況をマネージしながら、さらなる高みを目指す。来年度はGS26の最終年度となるが、GS26の達成はあくまで通過点と捉えている。我々はさらにその先に向けて企業価値向上に全力で取り組んで」いくと言った。
決算概要:https://www.terumo.co.jp/system/files/document/2026-02/Presentation_02_26Q3_J_1.pdf
GS26:https://www.terumo.co.jp/sites/g/files/qlpvch151/files/document/2025-11/TR2025_3_J.pdf
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