製薬企業向けに創薬支援事業を展開する「コニカミノルタプレシジョンメディシンジャパン」は、創薬標的となる蛋白質や遺伝子などバイオマーカーの探索技術を武器に、患者一人ひとりの体質や病態に合った新薬開発を後押しする。昨年、日本法人を設立し、非臨床の薬効評価で製薬企業から数件の試験を受託している。今後は、バイオマーカー探索から患者層別化につながる非臨床試験、臨床試験での医薬品評価サービスを提供し、創薬から臨床開発までの一貫受託体制の構築を目指す。益尾憲社長は、「日本企業の創薬力向上に貢献できる会社になりたい」と話している。
同社は、コニカミノルタ子会社として昨年7月に設立され、同年10月から製薬企業向けの創薬支援と医療機関向けの遺伝子検査のサービスを提供している。創薬支援事業では、2017年に米国で遺伝子診断事業大手のアンブリー・ジェネティクス、創薬支援でイメージングCROのインヴィクロを買収した。
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