
クオールホールディングスは、ビズリーチが運営する事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」で、事業を譲りたい薬局経営者のための「承継公募」を実施する。かかりつけ薬局への移行や在宅医療への対応ができず、事業を継続することが困難な調剤薬局について、5日から10月4日までの2カ月間にわたって公募を行う。
クオールは、これまでもM&Aに取り組んできたが、今回の承継公募の取り組みによって、従来の方法とは異なる層への掘り起こしに期待をかける。政府は、かかりつけ薬剤師・薬局への移行を推進している一方、これらの取り組みへの移行に苦戦している薬局もあるのが現状。
こうした中、クオールは「地方などでは薬剤師がなかなか集まらず、事業をうまく運営できないという話も聞く。その地域でなくてはならない薬局が、診療報酬改定などの影響で事業の継続が難しくなる可能性もある」と指摘。「そうした方々と仲間になり、地域医療を守っていきたい」と狙いを話す。
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