国立感染症研究所は7月30日、「風疹流行に関する緊急情報」を公表し、今年の風疹累積患者数が2004人に達したことを明らかにした。東京都や神奈川県など首都圏の感染者数が多く、30~40代を中心に、男性患者が全体の7割以上を占めた。予防接種歴がないもしくは不明な人が罹患者の9割以上に上ることから、同研究所は、風疹の抗体検査や風疹含有ワクチンを積極的に受けるよう呼びかけている。
7月24日時点の風疹の累積患者数は2004人で、地域別では、100人を超えた都道府県は東京都736人、神奈川県246人、千葉県176人、埼玉県173人、大阪府120人の順に多かった。
* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。