第4回日本薬学教育学会大会が24、25の両日、「そして今、新しい時代の“薬学教育”がはじまる―ともにはぐくみ(共育)、ともにつくる(共創)」をテーマに、大阪豊中市の大阪大学豊中キャンパスで開かれる。第4回を迎える大会では、これまで1日半だった日程を2日に拡大し、新しい時代の医療人教育やコミュニケーション教育を取り上げる特別講演、教育講演をはじめ、一般シンポジウム、ワークショップなどを通じて共育・共創の教育を考え、分かち合い、志す場になることを目指す。主なプログラムは以下の通り。
特別講演
医療者教育における職業教育の視点:卒業後に職業を通じて社会で生きるための教育―福島統(東京慈恵会医科大学教育センター長・教授)
教育講演
わかりあえないことから:いま求められるコミュニケーション能力―平田オリザ(大阪大学COデザインセンター特任教授、劇作家・演出家)
シンポジウム
▽高大接続から考えてみよう―思考力・判断力 どうとらえ、どう測定するか▽薬剤師の職能発展とキャリア開発論―多様化の時代に求められるキャリアの考え方▽アンケートやインタビュー取っただけに終わってませんか?―データのより深い解析を目指して
▽改訂モデル・コアカリキュラムの幕開け!―高い資質をもった次世代の薬剤師を育成するには!?▽世界の薬学教育は今、そして日本の薬学教育を考える―高度先導的薬剤師の養成とそのグローカルな活躍を推進するアドバンスト教育研究プログラムの共同開発
▽第2期薬学教育第三者評価評価基準朗読会―学習成果基盤型教育時代の分野別認証評価▽救急医療を担う薬剤師教育の現状と課題―新しい教育カリキュラムの確立に向けて▽大学・大阪府薬剤師会・大阪府病院薬剤師会共同企画「若手薬剤師が考える薬学教育の課題とその対策」▽課題解決型高度医療人材養成プログラム―地域チーム医療を担う薬剤師の養成
▽薬学へのメンタルヘルスファーストエイド教育の導入―地域医療における薬剤師の新しい役割▽ろう者・難聴者に対する無意識的なバリアはどこから作られているのか?▽大学・大阪府薬剤師会・大阪府病院薬剤師会共同企画「大学が主体となった薬剤師の質の向上を目指した実務実習のあり方を考える
▽薬学教育における臨床研究の効果―医療現場の教育に学ぶ▽薬学教育における質保証と合理的配慮―アンプロフェッショナルの評価とインクルージョン
問い合わせなどについては、第4回大会事務局[e-mail:jsphe2019@phs.osaka-u.ac.jp]まで。