厚生労働省は26日、2018年度の医療保険と公的負担医療分を合わせた概算医療費が42兆6000億円になったと発表した。前年度から約3000億円増、0.8%の伸び率となり、過去最高を更新した。ここ数年の2%程度の伸び率に比べると、低めの伸び率となったが、厚労省は「18年度診療報酬改定で薬価と材料価格が引き下げられたことが一つの要因」としている。薬価改定の影響を受けた18年度の調剤医療費(電算処理分)は、7兆4279億円で3.1%減となった。
医療費の内訳を見ると、入院が0.3%増の17.3兆円、入院外+調剤が0.1%減の22兆円となった。医療費の伸び率は0.8%で、ここ数年の伸び率が2%程度だったことを踏まえると、やや低い水準となった。
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