
サンスターグループは、男性向けの新ブランド「MAGMAS」(マグマス)を立ち上げた。第1弾として、毛髪補強成分である亜鉛を導入した「マグマスシャンプー」を1日からインターネット通信販売で先行発売した。
マグマスシャンプーは、毛髪補強成分である亜鉛を独自の浸透処方により髪のキューティクル層に浸透させ、加齢で減少すると言われる亜鉛を補い、髪の内側からハリやコシを与える効果がある。
VO5/TONICブランドマネージャーの新見隼人氏は、「これまでのハリやコシを与える技術としては、樹脂やシリコンなど、髪を外側から一時的にコーティングするものだった」とした上で、「マグマスは亜鉛を浸透させることで髪を内側から強くして、根本的にハリやコシを与えるのが特長」と説明した。

新見氏
また、「育毛シャンプーやスカルプシャンプーなど様々なシャンプーがあるが、亜鉛導入シャンプーは市場にまだ存在しない」との見方を示し、「亜鉛導入シャンプーというカテゴリーを広く認知させ、亜鉛導入シャンプーはマグマスという連想を高めると共に、そのカテゴリーでナンバーワンを目指す」と強調した。
その上で、「戦略素材である亜鉛をキーに、将来的には男性向けのトータルなエイジングケアブランドとして育成していく」と方向性を語り、「スキンケアやボディケアの製品開発を進めていきたい」と述べた。
今後の展開については、「アマゾンだけではなく、他のECリテーラーにも展開し、状況を見ながら店舗販売など他の販売チャネルに拡大していく」との考えを示し、販売エリアについても「日本だけではなく、ターゲットの拡大が見込まれているアジアへの展開も検討している」とアジア展開の構想も披露した。
マグマスの2020年度売上見込みは1億円。将来的には、数十億円規模のビジネスに発展させたい考えである。
税抜き希望小売価格は3200円(400mL)