政府の全世代型社会保障検討会議は8日、日本医師会、日本薬剤師会など医療関係の三師会から、全世代型社会保障の構築に向けたヒアリングを行った。日薬などは、持続可能性のある社会保障を実現するため、市販品類似薬に対する保険給付範囲・給付率の見直し、外来受診時の定額負担導入、高齢者の窓口負担増加に否定的な考えを示した。
日薬は、持続可能性のある社会保障制度構築に向けて、▽薬剤自己負担▽外来受診時の定額負担▽高齢者の窓口負担――に関する意見を示した。薬剤自己負担に関して、市販品類似薬の保険給付範囲や給付率の見直しについて言及。「必要な医療が保険給付されるとの医療保険制度の原則を大きく変え、国民が安心して医療を受けられなくなる」と反対する考えを示した。
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