3日に福岡市で開かれた日本医療薬学会年会では、急増する在留・訪日外国人患者への対応をめぐって議論した。来夏に東京オリンピック・パラリンピックの開催が控える中、外国人患者、競技選手が安心して医療を受けられる医療機関、薬局側の受け入れ準備は喫緊の課題。こうした中、シンポジウムでは様々な角度から外国人患者への対応例が示され、今後「医療通訳」の活用も含め、外国人への医療、医薬品提供が日常的になってくることで認識が一致した。
坂本治彦氏(国立国際医療研究センター薬剤部)は、同院で急増する外国人患者への対応について紹介。観光立国など国の政策の影響で、在留、訪日外国人患者が増加している現状を説明した上で、「各病院で外国人患者の受け入れ体制整備の重要性が増大している」と述べた。
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