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【富士カプセル】「医薬研究開発棟」が稼働‐高活性薬物に対応

2019年11月21日 (木)
医薬研究開発棟

 ソフトカプセル受託メーカーの富士カプセルは、7月に静岡県の北山工場内にあるイノベーションセンターの隣に高薬理活性に対応した「医薬研究開発棟」を稼働した。高活性薬物に対応したソフトカプセルの研究専用施設は国内初となる。処方検討から製剤開発、第I~II相段階の治験薬製造まで一貫して行い、特に成人用製剤を粉砕して服用することが多い小児用医薬品でソフトカプセルを新薬の剤形として提案していく。来春には高活性薬物の臨床サンプルを作製することを目指し、5年後には商業化できるよう支援する。

 同社は、健康食品や医薬品向けのソフトカプセル受託メーカー。高薬理活性製剤や難水溶性成分に対応した液体と皮膜液の2層構造の球体からなるシームレス式ソフトカプセル技術が強みだ。現在ではソフトカプセル製剤の製造受託から一歩進め、新薬の研究開発段階から支援するCDMO事業に本格参入している。北山工場内に高活性薬物を製剤設計から行える医薬研究開発棟を建設し、7月に稼働した。


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