ルンドベック・ジャパンのクリストファー・ダール社長は、本紙のインタビューに対し、9月から国内で営業活動を開始したことを受け、「長期的な戦略として、日本で総合的な製薬企業になることを目標としている」と展望を語った。中枢神経系疾患(CNS)領域のスペシャリティファーマとして、精神疾患の日本人患者が抱えるニーズを掘り起こし、「グローバル本社に新しい治療や適応で開発を提案できる体制となっている」と述べ、日本法人が主体の医薬品開発にも意欲を示した。
ルンドベックはデンマークに本社を持つCNSに特化したグローバルファーマで、日本法人を2001年に設立。開発機能を保有し、販売は国内製薬企業に外部委託する事業を展開してきたが、9月に自社創製品のうつ病治療薬「トリンテリックス」が国内承認され、武田薬品との共同販促を通じて、営業活動を開始することになった。
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