医療用医薬品の入札に関して、医薬品卸大手4社が独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会による立入検査を受けた事案について、11月29日の中央社会保険医療協議会総会では支払側委員から薬価への影響を懸念する声が相次いだ。厚生労働省は「影響は担当部局で情報収集し、精査している。できる限り速やかに報告したい」との考えを示した。
医薬品卸4社による談合疑惑について、この日の総会では、支払側の間宮清委員(日本労働組合総連合会「患者本位の医療を確立する連絡会」委員)が「患者の信頼を崩し、薬価にも跳ね返ってくる話だ。現在の対応を聞かせてほしい」と厚労省の対応を質した。
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