小林製薬はトイレ用洗浄芳香剤「ブルーレット」誕生50周年を記念して、小学校のトイレ環境を改善するプロジェクトを発足した。トイレ掃除をゲーム仕立てで教える教育プログラムを大阪大学などと協力して開発。希望する小学校に無償で提供し、トイレのきれいな使い方や掃除方法を楽しみながら覚えてもらう。トイレの清潔感を高め、児童が快適に用を足せる環境を整えてもらう考え。
人の行動を変える「仕掛学」を提唱する松村真宏氏(大阪大学大学院経済学研究科教授)らと教育ゲーム「トイレモンスターズ」を開発した。カビや水垢、尿をモンスターに見立てて、汚れや臭いの原因物質がある場所や除去方法を児童に教える。小学校の掃除の時間に実践してもらい、結果を児童が自己採点で評価する。掃除の間は校内放送でBGMを流して臨場感を演出する。このほか、トイレ使用時の位置を誘導する「標語シート」や「ステップシール」を配布する。
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