アステラス製薬は3日、アデノ随伴ウイルス(AAV)を用いた遺伝子治療薬を開発する米バイオ企業「オーデンテス」を買収すると発表した。買収額は約30億ドル(約3258億円)で、今年度中の買収完了を見込む。希少神経筋疾患を対象とした開発初期段階の遺伝子治療薬と創薬基盤技術、GMPに準拠した製造基盤を獲得する。2010年に約40億ドルで傘下に入れた米OSIファーマシューティカルズに続く過去2番目の巨額買収案件となった。
岡村直樹副社長は同日、都内で記者会見し、「遺伝子治療分野のリーティングポジション確立に向けた重要なステップと位置づけている」と買収の意義を語った。
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