◆あるベテランの薬剤師は、子どもの患者に対して積極的に話しかけるよう心がけているという。まずは下の名前を呼び、「この薬にはこういう働きがあって、しっかり飲むと早く良くなるんだけど飲めるかな」と聞くと、嫌がっていても多くの場合、「飲む」と言うそうだ
◆ポイントは子どもでも1人の患者として対応すること。子どもだからといって親とばかり話をするのではなく、子どもを1人の患者と捉え、意思を聞こうとする姿勢が大事になる。本人の意向を尊重しようとする姿勢を見せると、安心して落ち着くため、大抵の子どもは嫌がっていても薬を「飲む」という。その結果、しっかりした服用につながっているようだ
◆乳幼児期を除き、最初の薬との出会いとなる場面で薬剤師が職能を発揮し、治療に取り組もうという意欲を引き出すことができれば、医療への信頼感にもつながる
◆そこで薬剤師が良い仕事をすれば、おそらく一生頼りにされるのではないだろうか。薬剤師に対する評価が変わるきっかけにしてもらいたい。
子どもも1人の患者として
2019年12月25日 (水)
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