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◆令和に改元されて最初の新年を迎えた。穏やかな天候が続いた三が日となったが、国際情勢は大きく揺れ始めている。アメリカ軍によるイラン革命防衛隊の司令官殺害のニュースが年初から駆けめぐり、世界の火薬庫である中東エリアが一気にきな臭い様相を呈している
◆また、国内での話題としては、日産自動車元会長で保釈中のカルロス・ゴーン氏が昨年末にスパイ映画さながら、レバノンへの逃亡を図ったことが明らかになり、連日のように動向が報道され、耳目を集めている
◆不穏な話題で幕開けした2020年だが、東京オリンピック・パラリンピックの開催という明るい話題もある。「平和の祭典」としての要素のあるイベントだけに、日本がホスト国として、その旗振り役をきちんと担いたいところだ
◆今年の干支は「庚子（かのえ・ね）」。ネズミは、その繁殖力に因み「子孫繁栄」の象徴ともされている。団塊の世代が75歳を迎える「2025年問題」など少子高齢化対策に、少しでも光明が差すことを期待したい。