◆製薬業界を取り巻く環境変化は著しいが、業界を引っ張る人材の多様性、ダイバーシティ経営の実現にはまだ時間がかかりそうだ。8日に開かれた東京薬業4団体の賀詞交歓会では、同じようなスーツを着た中年男性が会場を埋め尽くし、女性参加者も「男性ばかりで驚いている」と困惑していた
◆ダイバーシティ経営をめぐっては、少子高齢化の中で人材を確保し、多様化する市場ニーズへの対応力を高めるとして「新ダイバーシティ経営企業100選」や「なでしこ銘柄」を選定するなど、国を挙げて推進している
◆製薬企業の中には、MSDが2025年までに管理職の女性比率40%目標を掲げるなど、ダイバーシティを経営戦略に掲げる企業も見られるが、グローバル本社が主導し、女性社員を積極的に活用している外資系日本法人が先行しているのが現状
◆製薬業界はイノベーションで勝負する世界であり、特に内資系企業はダイバーシティに本腰を入れてほしい。来年の賀詞交歓会はもっと華やかになることを期待したい。
男性ばかりの賀詞交歓
2020年01月10日 (金)
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