厚生労働省は、2020年度診療報酬改定に関する議論の整理を、10日の中央社会保険医療協議会総会に示した。病棟薬剤業務実施加算の評価を見直すことや、処方医からの指示に基づき薬局が重複投薬を確認し、その結果を文書で報告したケースを新たに評価することなどを盛り込んだ。一方、特定機能病院でのフォーミュラリー作成に対する評価は記載を見送ったが、支払側委員から再考を求める意見が出た。
骨子案では、薬剤師が病棟業務を行うことで医師の負担軽減を促すため、病棟薬剤業務実施加算の評価、対象となる病棟を見直すとした。病棟薬剤業務実施加算と薬剤管理指導料については、常勤薬剤師の配置要件も見直す。
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