スイス・ノバルティス後発品子会社の独サンドは1月31日、南アフリカのアスペン・グローバル・インコーポレーテッドが保有する日本事業の買収が完了したと発表した。買収額は3億ユーロ以上になる見込み。サンドは、アスペンから日本事業を買収することで、特許切れ医薬品市場で世界第3位の地位を強化する。
今回の買収によりサンドは、アスペン日本法人が保有する長期収載品20品目や麻酔薬「キシロカイン」などの後発品を獲得する。その対価として、アスペンに3億ユーロ(約360億円)を支払い、特定の要件が満たされることを条件に1億ユーロ(約120億円)を下回る額の残金を支払う。さらに、獲得した製品群の原薬、バルク製品、最終製品の供給に関する5年間の製造・供給契約も併せて締結した。
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