国内デジタルヘルスベンチャーのキュアアップは、疾患治療用医療機器である治療用アプリについて、高血圧症を対象とした国内第III相試験を開始した。高血圧症を対象とした治療用アプリの治験は世界初で、2021年の薬事申請を目指す。同社にとっては国内申請中のニコチン依存症に続き、二つ目の適応症でも後期試験段階に到達したことになる。佐竹晃太社長は1月31日、都内で記者会見し、「治療用アプリベンチャーが登場しているが、われわれはグローバルでもトップグループにいる」と強調した。
高血圧症を対象とした第III相試験は、降圧剤による内服治療を受けていない高血圧症患者360人を対象に、自治医科大学など全国12施設で実施し、治療アプリの有効性と安全性を評価するランダム化オープンラベル並行群間比較多施設共同試験。
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