阪大・朝野氏が強調
大阪大学大学院医学系研究科の朝野和典教授は4日、大阪市内で開かれた研修会で、新型コロナウイルスについて「かぜ様の症状から肺炎になって重症化していくことが新型肺炎の一般的な経過」との見解を述べた。症状があっても、国が定める症例定義に当てはまらない患者は検査できず、感染の有無を判定できない。朝野氏は「呼吸困難や脱水症状など重症肺炎の傾向があれば、医療機関に連絡するよう患者に啓発してほしい」と訴えた。
新型肺炎の感染者は咳や痰など、かぜに似た初期症状がしばらく続いた後、呼吸苦など肺炎の症状を生じるという経過を辿る。糖尿病や癌などの基礎疾患を持つ人や、高齢者は重症化しやすい。
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