厚生労働省の山本史大臣官房審議官(医薬担当)は13日、就任後初めて専門紙と記者会見し、「医薬品医療機器等法改正で薬剤師・薬局のあり方が変わろうとしている中、患者と薬をつなぐのが薬剤師の役目。調剤室だけにこもらないでほしい」と訴えた。その上で、今後の地域医療における薬剤師業務のあり方などについて「薬機法改正の続きでまた議論していかなければならない」と述べ、4月中に設置見込みの検討会での議論に意欲を示した。
山本氏は、今回の薬機法改正を踏まえ、薬剤師・薬局に対して「患者のいるところで仕事をし、調剤室だけにこもらないでほしい」と要請。「調剤はもちろん大事で、そこを疎かにしてもらっては困る」としつつも、「対物業務から対人業務への転換が求められている中では患者と薬をつなぐのが薬剤師の役目であり、患者のいるところで薬剤師の本領は発揮される。それをお願いしたい」と述べた。
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