厚生労働省は、独創的な取り組みを表彰する第2回日本オープンイノベーション大賞の厚生労働大臣賞を「ライフインテリジェンスコンソーシアム(LINC)」(代表=奥野恭史京都大学大学院医学研究科教授)が受賞したと発表した。製薬企業やアカデミアなど117団体が連携して医薬品開発の全プロセスを人工知能(AI)化するプロジェクトに取り組んでおり、医薬品開発にかかるコストや時間を削減して創薬促進につなげることを目指している。
10月以降は、AIの実用化に向けた取り組みを開始する予定。
LINCは、2016年に京大、理化学研究所、医薬基盤・健康・栄養研究所などが主体となって開設。製薬企業、化学メーカー、ヘルスケア企業のほか、IT企業やアカデミアなど計117団体630人以上が参加し、製薬、ヘルスケア等分野のAIとビッグデータに関する技術開発を進めることで、関連分野の産業振興に貢献することを目的としている。
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