
薬剤助手やロボットを活用した病院薬剤師の業務構築の取り組みが、神戸市で開かれた日本病院薬剤師会近畿学術大会のシンポジウムで報告された。各病院では、業務フロー図を組み込んだマニュアルを作成したり、間違いのリスクを回避するシステムを導入して、薬剤師と薬剤助手がうまく連携できるよう工夫している。抗癌剤自動調製ロボットの導入によって、薬剤師のマンパワーの効率的な活用につながったことも示された。
荒木隆一氏(市立敦賀病院医療支援部)は、2015年以降、薬剤助手の本格導入に踏み切ったと説明。「300床台の病院で薬剤師が約10人しかいないという状況下で、SPDのスタッフや薬剤助手、機器を導入して、これらを組み合わせることにより何とか業務を回してきた」と振り返った。
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