東京都は、危険ドラッグの調査目的でインターネットの販売サイトから試買した物品の成分検査を行ったところ、1物品から医薬品成分である「タダラフィル」1200mgを検出したと発表した。検出されたタダラフィルの成分は、医薬品として通常使用量の120倍に相当するものだった。都は、物品に用法・用量の記載がないことから、全ての用量を1度に摂取することも考えられるとし、「間違いなく副作用につながり、死亡することも考えられる」と注意喚起した。
都は、危険ドラッグによる健康被害の発生を未然に防ぐため、危険ドラッグの試買調査・成分検査を行っている。今回、成分が検出されたのは、「ハイテンション・コーク・パウダー」という白色袋入り白色粉末の物品。1袋1.3g内に「タダラフィル」を1200mg含有していることが判明した。
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