米ギリアド・サイエンシズは米国時間の2日、米バイオベンチャー「フォーティセブン」を買収すると発表した。買収額は約49億ドル(約5263億円)で6月までに手続きを完了する見込み。血液癌を対象に第II相段階にある抗CD47抗体「マグロリマブ」を獲得し、癌免疫療法の製品を拡充する。
ギリアドは、肝疾患やHIV、炎症性疾患/呼吸器疾患、癌を重点領域に事業展開しており、癌では2017年にキメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法を含めた細胞療法に強いカイトファーマを買収していた。さらに今回、フォーティセブンを傘下に収めることで、非細胞療法での癌免疫療法を強化することにした。
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