大日本住友製薬の木村徹常務執行役員は、3日に開催したR&D説明会で、重点とする精神神経領域の研究開発について「世界トップクラスにある」と述べ、自社創薬で世界大手に対抗する方針を語った。新規有効成分の開発パイプライン数は11化合物を保有し、「世界のビッグファーマに引けを取らない」と強調。若手研究者の発案によるプロジェクトや組織・プロジェクトの枠を超えた研究活動も始動させており、創薬生産性のさらなる向上を図る。
エバリュエートファーマの調査によると、精神神経領域の世界売上シェアは、米ファイザー15%、米ジョンソン・エンド・ジョンソン10%、武田薬品7%と続く中、同社は4%の6位と健闘している。木村氏は「大きな会社ではないがこの領域で大きなプレゼンスを持っている」と述べた上で、「絶え間なく精神神経領域の研究開発を続けてきたことで、開発パイプライン数では世界トップクラスにある」との認識を示した。
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