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児玉日薬会長と関野薬事企画官が登録販売者試験でコメント

2008年8月22日 (金)

児玉日薬会長
児玉日薬会長

 改正薬事法の下に12日、関東・甲信越地方で初の登録販売者試験が実施された。受験者からは「手引きを覚えれば解ける試験」など、難易度があまり高くなかったことが伝えられている。薬種商並の水準を求めてきた日本薬剤師会の児玉孝会長は本紙取材に対し、「全ての薬に関して責任を持つ薬剤師と、第2類薬と類3類薬を扱う登録販売者という役割分担を明確にすれば、(手引きをやれば解ける試験であっても)問題はない」との認識を示し、試験をクリアした人に対する研修・育成に協力していきたい考えを示した。

 登録販売者試験に関して日薬では、薬種商の水準を落とすことのないよう、一定レベルの水準を要望し続けてきた。初めての試験が関東・甲信越地方で行われた後に児玉孝会長は、「制度の趣旨は、一般用医薬品の適正使用と国民の安全を確保するための供給体制整備だ。その趣旨を忘れないでほしい」との姿勢を改めて明確にした。また「都道府県によっては、今年度中に2回目を実施するところもあると聞いている。その際にはぜひ、1回目の結果を踏まえて、趣旨に添った対応をお願いしたい」とも要望した。

 試験内容について、多くの受験者が「簡単だった」との感想を述べていることに関しては、「(報道を聞いて)一部の会員からもっと問題を難しくすべきとの批判も挙がっている。しかし、全ての医薬品を扱える薬剤師の国家試験と、第2類、第3類の医薬品を扱う登録販売者試験は全く異なるものだ。日薬としては登録販売者に対して一定の水準を求め、それをクリアした人たちに対しては、育成や研修に薬剤師の立場から協力していけばよいだろう」との見方を示した。

関野薬事企画官、“妥当”であってほしい”手引きの内容で問題なし

関野薬事企画官
関野薬事企画官

 一方、厚生労働省の関野秀人薬事企画官は同試験について、「問題の作成から実施まで全て都道府県が行う仕事」と、都道府県が主体であるとの姿勢を改めて強調しつつも、「報道など聞き及ぶ範囲では、妥当な試験だったという声もあるようだ。受験者からみて妥当なのか、試験として妥当なのかは分からないが、願わくば試験として妥当なものであってほしいと思っている」と感想を述べた。

 試験は自治体単独や共同して作成されていることから、地域による難易度のバラツキが懸念されるところだが、「バラツキを是正するためのガイドラインとして手引きを作った」とし、手引きに沿って問題が作成されれば、「それほど大きなバラツキはないはずだ」との見解を示した。

 試験が簡単だったとする声が多いことについては、「登録販売者が持つべき資質として、大切なところは大切なところで、見え見えでもかまわないし、繰り返し出題されてもかまわないだろう。登録販売者として押さえるべき一定のところは自ずと決まってくるはずだし、それを学習して仕事に生かせればよい。その範囲を手引きで書いたつもりだ」とし、手引きに倣った試験内容であることに問題はないとの考えを示した。




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