新型コロナウイルス検査の保険適用を受け、各研究機関や検査薬メーカーは新型コロナウイルスに対する迅速診断法の開発を急ピッチで進めている。神奈川県衛生研究所と理化学研究所、産業技術総合研究所と杏林製薬が共同開発しており、国立感染症研究所もキヤノンメディカルシステムズや富士レビオと共同で診断法の開発に着手した。アカデミアの研究成果を出発点に、産学連携が活発化する一方、バイオベンチャーでも血液や唾液1滴で実施可能な簡易的な診断法の開発に乗り出すなど、各社の開発競争が激しくなっている。
新型コロナウイルス検査をめぐっては、6日から遺伝子検査(PCR検査)が保険適用となったことを受け、エスアールエルなどの複数企業が臨床検査の受託開始を発表。感染研のマニュアルに準拠した検査法を導入し、検査拠点の拡大を図っている。
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