厚生労働省の健康・医療・介護情報利活用検討会は9日に初会合を開き、今年度中にガイドラインを改定予定の電子処方箋の実用化に向けた環境整備について、ワーキンググループを設置して検討を進めることを決めた。具体的にはサーバーの運営主体や費用をどのように確保するかについて議論する。今夏をメドに工程表を策定した上で、2023年度からの実施に向けて環境整備を進めたい考えである。
健康・医療・介護情報利活用検討会では、健康・医療等分野のデータを活用することにより、国民の健康寿命延伸や利便性向上を目指し、▽電子処方箋の実現に向けた環境整備▽医療等情報を本人や全国の医療機関で確認・利活用できる仕組み▽健診・検診情報を本人が電子的に確認・利活用できる仕組み――について議論する。これまで複数の会議でこれらの課題について議論してきたが、検討会で一体的に議論することとした。
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