厚生労働省は、2020年度の免疫グロブリン等の血液製剤に用いる原料血漿の標準価格を2年連続で据え置く案を薬事・食品衛生審議会血液事業部会に示し、了承された。20年度の原料血漿価格は、凝固因子製剤用が1リットル(L)当たり1万2210円、その他の分画用製剤が1万1180円。従来の原価計算方式で算出した価格は前年度より高額となったが、血液を供給する日本赤十字社が経営改善を進めることなどの対応で前年度と同額に抑えた。
原料血漿の価格は、血液の確保から供給までに必要な検査員や事務職員等の人件費、輸送費、貯留保管費等をもとに算出する。
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