中央社会保険医療協議会総会は8日、毎年薬価改定に向けた薬価調査の具体的な実施方法について、薬価専門部会で議論することを了承した。新型コロナウイルスの感染拡大が深刻さを増す中、厚生労働省は現時点では毎年の薬価調査と改定に向けた準備を進める考えを表明。ただ、支払側と診療側双方の委員が、同ウイルスが業界に与える影響を考慮し、予定通りに毎年改定を実施するかどうかも専門部会で議論することを求めた。
毎年薬価改定をめぐっては、2018年度の薬価制度抜本改革で、市場実勢価格の推移や医療機関・薬局への影響などを把握した上で、20年中に具体的な対象品目の範囲を設定することとしている。
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