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サノフィ・アベンティスは、フランス中部のトゥール生産施設内に「医薬品偽造対策中央研究所」を開設した。専門家チームと最先端装置を配備し、規制当局と共に世界的な公衆衛生の脅威となっている偽造医薬品の摘発を強化する。
研究所では、偽造されることが多い医薬品の疑わしいサンプルを特定するための化学検査、包装資材などの直接検査を行う。
また、疑わしい製品に対し、世界中の工場で同一基準に基づく検査や試験が実施できるよう検査法を開発し、普及させる役割を担っていく。
発見された偽造医薬品に対しては、様々な種類の偽造を比較できる「識別カード」の集中管理を行うことにしている。
偽造医薬品は、2006年には世界の医薬品市場の10%以上を占めるなど、公衆衛生における深刻な問題となっている。昨年には、400万箱以上の偽造医薬品が国境で押収されている。
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