新型コロナウイルスの感染拡大は製薬企業の臨床開発にも大きな影響を与えた。緊急事態宣言発令後の4月に本紙が製薬24社を対象に実施したアンケート調査では、20社が「影響が出ている」「影響が出る可能性がある」と回答し、進行しているプロジェクトでの新規患者登録の一時中断や新規治験を当面自粛するなど対応を行っていたことが分かった。医療機関への訪問が制限され、臨床開発業務への負荷増大やデータ品質管理、治験実施施設の確保がより困難になるなど課題も浮き彫りになった。
本紙は、緊急事態宣言発令後に製薬企業に対し臨床開発への影響を聞いた。緊急事態宣言後にプロジェクトの遅延・中断、新規治験中止など臨床開発で影響が出ているかを聞いたところ、「影響が出ている」が13社、「影響が出る可能性がある」が7社、「影響がない」が4社となった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。