アッヴィのジェームズ・フェリシアーノ社長は2日に都内で記者会見し、グローバル本社が昨年に買収を発表したアラガンとの統合手続きが5月で完了したことに触れ、「アッヴィ日本法人とアラガン・ジャパンは共に存続し、これまで通りの業務を継続していく」と述べ、「両社でタウンホールミーティングを通じた情報交換を行っており、一つの企業文化を醸成する努力をしていく」と語った。
アッヴィの昨年売上高は、前年比28%減の1245億円。C型肝炎治療薬「マヴィレット」が市場拡大再算定の特例品目に適用されたのに加え、C型肝炎の治療が進展し、市場規模が縮小したことも影響した。ただ、フェリシアーノ氏は、「2年連続で1000億円を超える売上高を達成した」と強調。2016年比では49%増と中期的には成長しているとして、「新薬と既存製品を合わせて強い基盤を築いた」と総括した。
【お詫びと訂正】
記事初出時、昨年の売上高が1247億円とあったのは1245億円の誤りでした。お詫びして訂正します。
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