政府の経済財政諮問会議は8日、「経済財政運営と改革の基本方針2020」(骨太方針)の原案を示した。医薬品等の改革で、注目されていた毎年薬価改定に向けた20年度の中間年薬価調査については、骨太方針の原案に記載はなく、これまでの方針通りに実施することがほぼ確定した。
毎年薬価改定に向けた中間年調査をめぐっては、新型コロナウイルス感染症の拡大が医療機関や薬局、医薬品卸に大きな影響を与えていることから、中央社会保険医療協議会の場でも負担増を懸念した診療側委員から「調査できる状況にない」と反対が相次ぐ一方、支払側委員は、調査自体は予定通り行うべきとの意見を表明していた。
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