TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【東大病院】アビガンとフサン併用療法、9割でコロナ症状が軽快

2020年07月10日 (金)

 東京大学医学部附属病院は、抗凝固薬「ナファモスタットメシル酸塩」(先発品名:フサン)と抗インフルエンザ薬「ファビピラビル」(製品名:アビガン)の併用療法について、新型コロナウイルス陽性でICUに入院している患者を対象に、人道的使用による観察研究を行った結果、11例中10例で臨床症状の軽快が見られたと発表した。

 同院は、ナファモスタットとファビピラビルの併用療法を、ICUで管理が必要となった新型コロナウイルス感染症の重症患者11例に実施し、経過観察を行った。11例のうち8例が人工呼吸器を必要とし、このうち3例でECMOを使用した。ナファモスタットは、0.2mg/kg体重/時で点滴静注・中央値14日間投与、ファビピラビルは初日3600mg/日、2日目からは1600mg/日で中央値14日間投与した。その結果、ナファモスタットとファビピラビル併用療法を行った患者11例のうち10例で臨床症状の軽快が見られたことが分かった。軽快した患者は、人工呼吸器使用が7例、そのうち3例がECMOを必要としていたが、平均16日で人工呼吸器が不要となった。患者の年齢は中央値で68歳だった。


[ 記事全文 ]

* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。


‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術