中央社会保険医療協議会は22日の総会で、2020年度薬価調査の実施を了承した。新型コロナウイルス感染症の対応で医薬品卸の流通体制が例年と異なることや疲弊した医療現場の負担増を考慮し、調査対象となる販売側の医薬品卸は全体の3分の2(67%)、購入側の医療機関・薬局は前回調査の半分に設定した。具体的な調査の対象範囲などは8月以降に議論する見通し。
今年度の薬価調査実施をめぐっては、新型コロナウイルスへの対応で疲弊した医療現場の負担増などを懸念した診療側から反対意見が続出。一方、支払側からは、政府の方針に沿って例年通り実施するよう求める声が上がっていたため、結論が出ていなかった。
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