薬業界における2020年3月期等の上場企業で1億円以上の報酬を得ている役員が、製薬企業、調剤薬局、ドラッグストアなどで56人に上ることが本紙の調べで分かった。前回調査時の49人から増え、トップ3を武田薬品の外国人役員が独占した。最も多額の報酬を得ていたのはクリストフ・ウェバー社長で20億7300万円だった。昨年3位の日本調剤の三津原博前社長は、5億円以上減の1億6000万円で大幅に順位を落とした。
ベンチャーのそーせいからも
3月期決算の企業のうち、トップのクリストフ・ウェバー氏は前年からさらに3億1500万円増加し、20億円を超える高水準となった。次いでアンドリュー・プランプ氏が2位で続き、前年から2億5100万円増の10億4600万円となった。新任のコンスタンティン・サルコウスCFOが6億6400万円と3位で続き、武田の外国人役員がトップ3を独占。取締役の岩崎真人氏が2億9700万円で8位に入り、上位10人のうち4人が武田の役員となった。
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