日医工は7月30日、武田テバファーマが保有する高山工場(岐阜県高山市)と後発品486品目に関わる事業を買収すると発表した。これまで製造を委託していた抗癌剤、シリンジ製剤、抗生物質、バッグ製剤の生産体制を獲得することで、自社製造ラインナップの拡充と共に、品質管理体制の強化を目指す。買収により国内8製造拠点、1725品目を保有する事業体制となり、高山工場のノウハウを活用した製造受託(CMO)事業にも参入する。2021年2月1日の買収完了を予定。
田村友一社長は、同日の記者会見で、今回の買収によって重複する290品目に加え、既存の重複品を対象に、高山工場を含めた国内8製造拠点で品目統一を行う方針を表明。「グループの生産体制の最適化に導いていく」と語った。
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