加藤勝信厚生労働相は1日の閣議後会見で、新型コロナウイルス感染症ワクチンを複数の国で共同購入する国際的枠組み「コバックスファシリティー」に参加する方針を示した。国内のワクチン供給をより確実にするためで、現時点での供給対象となるワクチンは9種類。同枠組みでは、来年末までに世界に20億本のワクチンを供給する目標を示している。
「コバックスファシリティー」は、世界規模で流行する感染症に対するワクチン開発を官民連携で促す感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)、ワクチンと予防接種のための世界同盟(GAVI)などの主導で計画している枠組み。高中所得国が研究開発資金を前金として拠出することで、人口の20%分を上限にワクチンを確保でき、低所得国にもGAVIを通じてワクチンが供給される。来年末までに、世界に20億本のワクチンを供給する予定。
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