米系投資ファンドのブラックストーングループの企業投資部門日本代表の坂本篤彦氏は3日、武田コンシューマーヘルスケア(TCHC)と合同で記者会見し、来年4月に買収を決定したTCHCの方向性について「積極的にヒト、モノ、カネを投資し、独立企業としての成長を促したい」との考えを強調。今後、OTC医薬品事業を展開する同業他社の買収も視野に入れつつ、5~10年の期間で新規株式上場を目指していく方針を示した。TCHCの野上真理社長は「最優先戦略であるアリナミン、ベンザのメガブランド化、中華圏への進出を考えると、今回の株式譲渡の決定は非常に大きな変化でチャンス」と期待を寄せた。
坂本氏は、TCHCの詳細調査を行った結果として「アリナミンやベンザに代表されるブランドが品質や効能で消費者から高い支持を得ていることや、会社の組織力や文化も高く評価した」と説明。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。