北里大学と北里研究所は、大村智記念研究所の研究グループがエタノールなどを含有する市販製品50点の新型コロナウイルス不活化効果を調べた結果、アルコール系消毒剤やハンドソープ類など43点が不活化に有効とする試験結果を発表した。一方、二酸化塩素系製品、次亜塩素酸水系製品など7点の不活化効果は「不十分」と判定した。研究成果は、1日付の専門雑誌「感染制御と予防衛生」に掲載された。
研究グループによる同様の研究は、4月に続いて2回目。今回はアルコール系消毒剤11点、ハンドソープ類5点、台所洗剤類18点、掃除・拭き取り系製品8点、二酸化塩素系製品1点、次亜塩素酸水系製品5点、その他2点の計50点について、新型コロナウイルスに対する不活化効果があるかどうかを評価した。
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